2026年3月30日のApp Storeセルランでは、『アークナイツ:エンドフィールド』と『グランブルーファンタジー』が大きく順位を伸ばした。今回の上昇で印象的だったのは、単に新キャラやガチャを投入するだけでなく、公式XでPVや世界観設定を少しずつ見せ、キャラへの関心を段階的に高めていた点である。
こうした手法は、キャラを見た目や性能だけで判断させるのではなく、「このキャラはどんな存在なのか」と自然に興味を持たせやすい。さらに、その関心をゲーム内のストーリーや体験で回収する流れまで設計できていたことが、今回のランクアップを支えた要因の一つと考えられる。
今日のセルラン 3行まとめ
・『エンドフィールド』『グラブル』では、キャラや世界観を断片的に見せることで期待を高めていた
・ゲーム外で生まれた期待をゲーム内で回収し、継続プレイにつなげていた
・「仮説生成→情報開示→サプライズ」の流れがキャラ訴求にも応用されていた
今日のランキングTOP30
※データ元:App Store セールスランキング
| Rank | 前日比 | Title | Publisher |
|---|---|---|---|
| 1 | +69 | アークナイツ:エンドフィールド | GRYPH FRONTIER PTE.LTD. |
| 2 | +38 | グランブルーファンタジー | Cygames, Inc. |
| 3 | -2 | Pokémon TCG Pocket | The Pokemon Company |
| 4 | +1 | ウマ娘 プリティーダービー | Cygames, Inc. |
| 5 | -3 | パズル&ドラゴンズ | GungHo Online Entertainment, Inc. |
| 6 | +5 | ゴシップハーバー:マージ & ストーリー | Microfun Limited |
| 7 | -3 | ホワイトアウト・サバイバル | Century Games Pte. Ltd. |
| 8 | -2 | ラストウォー:サバイバル | FUNFLY PTE. LTD. |
| 9 | -6 | 荒野行動-東京喰種コラボ中 | NetEase Games |
| 10 | +3 | ロイヤルマッチ(Royal Match) | Dream Games |
| 11 | +4 | トゥーンブラスト | Peak Games |
| 12 | -5 | 呪術廻戦 ファントムパレード | Sumzap Inc. |
| 13 | +1 | パワプロアドベンチャーズ | KONAMI |
| 14 | -2 | ドラゴンクエストウォーク 歩く楽しみが増える位置情報ゲーム | SQUARE ENIX |
| 15 | +2 | #コンパス【戦闘摂理解析システム】 | NHN PlayArt 株式会社 |
| 16 | +18 | セルサバイバー – ディフェンスゲーム | Snap Brain Games |
| 17 | +1 | LINE:ディズニー ツムツム | LINE Corporation |
| 18 | -10 | 恋と深空 | INFOLD PTE. LTD. |
| 19 | ±0 | 七つの大罪:Origin | Netmarble Corporation |
| 20 | +2 | パズル&サバイバル | BUILDING-BLOCKS NETWORK TECHNOLOGY CO.,LIMITED |
| 21 | -11 | Pokémon GO | Niantic, Inc. |
| 22 | -13 | 刀剣乱舞ONLINE | EXNOA LLC |
| 23 | ±0 | モンスターストライク | XFLAG, Inc. |
| 24 | -3 | DISSIDIA DUELLUM FINAL FANTASY | SQUARE ENIX |
| 25 | +1 | Disney Solitaire ディズニー ソリティア | SuperPlay |
| 26 | -10 | ハートピアスローライフ | XD Entertainment Co., Ltd. |
| 27 | -7 | キングショット | Century Games Pte. Ltd. |
| 28 | -3 | ブロスタ | Supercell |
| 29 | -1 | ドラゴンボールZ ドッカンバトル | Bandai Namco Entertainment Inc. |
| 30 | ±0 | ガーデンスケイプ (Gardenscapes) | Playrix |
ピックアップタイトル
※前日比+10以上タイトルおよび、TOP10タイトルのゲーム内イベント/プロモーションを紹介
1位(+69):アークナイツ:エンドフィールド
イベント開催を記念したピックアップガチャによるランクアップ。ピックアップとして、新最高レアキャラ「ロッシ」と、新最高レア武器「狼緋」が登場。
プロモーション面では、「ロッシ」のアクリルスタンドが当たるフォロー&リポストキャンペーンに加え、「ロッシ」に新生活の相談をする形式のハッシュタグ投稿キャンペーンも実施され、キャラクター認知の拡大が図られていた。
また、事前予告では世界観設定やPVも公開され、キャラの背景を掘り下げることで、ユーザーの期待感を高める施策も展開。こうした世界観への没入感を高める取り組みがキャラクターの魅力を引き出し、ランクアップを後押ししたと考えられる。
2位(+38):グランブルーファンタジー
12周年記念「100連無料ガチャルーレットキャンペーン」最終日にあわせたフェス限定ガチャによるランクアップ。あわせて、有償限定セレクトピックアップガチャ「12th Anniversaryスターレジェンドガチャセット」も同時開催され、コア層だけでなくカムバック層まで含めた幅広いユーザーの取り込みにつながったとみられる。
また、同日からイベント「襲来! グランサイファー参観! ~団長のちょっぴり長い1日~」も開催。母親キャラにスポットを当てたストーリーも話題となり、ガチャ施策とイベント施策の両面で注目を集めた。
16位(+18):セルサバイバー – ディフェンスゲーム
本作は、「シューティング」と「タワーディフェンス」を組み合わせたハイブリッドカジュアルゲーム。3月29日には、スキン「金運の神」と武器「モンキーキング」をピックアップした復刻ガチャが開催され、これを背景に順位を上げた。
研究所メモ
今回のランキングで特に印象的だったのは、『アークナイツ:エンドフィールド』と『グランブルーファンタジー』に見られた、キャラへの関心を段階的に高める設計である。
両タイトルとも、単に「新キャラ登場」と打ち出すだけでなく、公式XでPVや世界観設定を少しずつ開示し、キャラへの興味を高めていた。見た目や性能だけでなく、「このキャラはどんな存在なのか」と思わせることで、ユーザーの関心を深めていた点が特徴的だった。
さらに、その関心をゲーム内のストーリーや体験で回収していた点も重要である。外で話題化して終わるのではなく、ゲームを続けたくなる流れまで作れていたことが、今回のランクアップにつながったと考えられる。
これは、3月27日に整理した「仮説生成→情報開示→サプライズ」の流れを、キャラ訴求と継続設計の観点から捉え直したものともいえる。今後は、プロモーションとゲーム本編を切り分けるのではなく、キャラ設定や世界観も含めて一体で設計できるかが、より重要になっていきそうだ。
