2026年7月第4週のApp Storeセールスランキングでは、初登場となった『ホロライブドリームス』、『eFootball™』のワールドカップ連動ガチャ&eスポーツ世界大会、『Fate/Grand Order』の11周年カウントダウンなど、大型施策が各タイトルで展開された。
今週、特に注目したいのは、前週比「+98」と大きく順位を上げた『デュエル・マスターズ プレイス』の運営設計である。TCGでありながら、アイドル企画や声優起用で特定のファン層へ深く刺し、さらに制作陣まで前に出す“距離の近い”運営が確認できた。
本記事では、TOP50のランクアップタイトルを振り返るとともに、「狭く深く」――狙った層を確実に掴んでから広げる――という視点から、これからの運営設計に見えはじめた変化を読み解いていく。
- 今週のセルラン 3行まとめ
- 今週のランキングTOP50
- ピックアップタイトル
- 1位(+1):eFootball™
- 2位(NEW):ホロライブドリームス
- 4位(-3):モンスターストライク
- 5位(+1):Pokémon GO
- 9位(+13):プロ野球スピリッツA
- 10位(+6):崩壊:スターレイル
- 11位(-3):パズル&ドラゴンズ
- 13位(NEW):ヴァンピール(VAMPIR)
- 16位(+12):ウマ娘 プリティーダービー
- 18位(+33):Fate/Grand Order
- 19位(+51):学園アイドルマスター
- 25位(+23):ドラゴンクエストスマッシュグロウ
- 29位(+47):ONE PIECE トレジャークルーズ
- 40位(+19):モンスターハンターNow
- 44位(+18):信長の野望 真戦
- 45位(+98):デュエル・マスターズ プレイス
- 46位(+35):プロサッカークラブをつくろう!2026
- 研究所メモ
今週のセルラン 3行まとめ
・『ホロドリ』初登場、『イーフト』のW杯連動&eスポーツ、『FGO』11周年など、大型施策が上位をにぎわせた
・『デュエプレ』は、アイドル企画×声優起用で“特定層への的確な訴求”を実践し、前週比「+98」の大幅ランクアップ
・「広く薄く」より「狭く深く」――狙った層を確実に掴んでから広げる運営設計に注目
今週のランキングTOP50
※データ元:App Store セールスランキング
※集計期間:2026年7月21日(火)〜7月27日(月)
※前日売上を反映しており実質、7月20日(月)〜7月26日(日)
| Rank | 前週比 | Title | Publisher |
|---|---|---|---|
| 1 | +1 | eFootball™ | KONAMI |
| 2 | NEW | ホロライブドリームス | QualiArts, Inc. |
| 3 | ±0 | ホワイトアウト・サバイバル | Century Games Pte. Ltd. |
| 4 | -3 | モンスターストライク | XFLAG, Inc. |
| 5 | +1 | Pokémon GO | Scopely Explore, Inc. |
| 6 | -1 | ゴシップハーバー:マージ & ストーリー | Microfun Limited |
| 7 | -3 | ラストウォー:サバイバル | FUNFLY PTE. LTD. |
| 8 | +2 | ロイヤルマッチ(Royal Match) | Dream Games |
| 9 | +13 | プロ野球スピリッツA | KONAMI |
| 10 | +6 | 崩壊:スターレイル | COGNOSPHERE PTE. LTD. |
| 11 | -3 | パズル&ドラゴンズ | GungHo Online Entertainment, Inc. |
| 12 | +2 | 勝利の女神:NIKKE | Level Infinite |
| 13 | NEW | ヴァンピール(VAMPIR) | Netmarble Corporation |
| 14 | -3 | トゥーンブラスト | Peak Games |
| 15 | -8 | キングショット | Century Games Pte. Ltd. |
| 16 | +12 | ウマ娘 プリティーダービー | Cygames, Inc. |
| 17 | -4 | パズル&サバイバル | BUILDING-BLOCKS NETWORK TECHNOLOGY CO.,LIMITED |
| 18 | +33 | Fate/Grand Order | Aniplex Inc. |
| 19 | +51 | 学園アイドルマスター | Bandai Namco Entertainment Inc. |
| 20 | -8 | ドラゴンクエストウォーク 歩く楽しみが増える位置情報ゲーム | SQUARE ENIX |
| 21 | -6 | 荒野行動-スマホ版バトロワ | NetEase Games |
| 22 | -1 | イナズマイレブン クロス | Level-5 Inc. |
| 23 | -3 | ガーデンスケイプ (Gardenscapes) | Playrix |
| 24 | +3 | Pokémon Sleep | The Pokemon Company |
| 25 | +23 | ドラゴンクエストスマッシュグロウ ドラクエローグライトRPG | SQUARE ENIX |
| 26 | -2 | LINE ポコポコ:3マッチパズルゲーム | LINE Corporation |
| 27 | -2 | グルメ・ジャーニー | Century Games Pte. Ltd. |
| 28 | +3 | ドラゴンボール レジェンズ | Bandai Namco Entertainment Inc. |
| 29 | +47 | ONE PIECE トレジャークルーズ | Bandai Namco Entertainment Inc. |
| 30 | +4 | アークナイツ | Yostar, Inc. |
| 31 | -8 | Shadowverse: Worlds Beyond | Cygames, Inc. |
| 32 | -15 | ブロスタ | Supercell |
| 33 | -4 | Disney Solitaire ディズニー ソリティア | SuperPlay |
| 34 | +7 | にゃんこ大戦争 | ponos corporation |
| 35 | -5 | ラストZ:サバイバルシューティング | Omnilojo Pte Ltd |
| 36 | -1 | ホームスケイプ (Homescapes) | Playrix |
| 37 | ±0 | ONE PIECE バウンティラッシュ – アクションゲーム | Bandai Namco Entertainment Inc. |
| 38 | -6 | タウンシップ (Township) | Playrix |
| 39 | -20 | Pokémon TCG Pocket | The Pokemon Company |
| 40 | +19 | モンスターハンターNow | Scopely Explore, Inc. |
| 41 | -3 | 原神~空月の歌~ | COGNOSPHERE PTE. LTD. |
| 42 | -16 | あんさんぶるスターズ!!Music | Happy Elements K.K |
| 43 | -34 | デジモンUP | Bandai Namco Entertainment Inc. |
| 44 | +18 | 信長の野望 真戦 | Qookka Games |
| 45 | +98 | デュエル・マスターズ プレイス | TOMY Company,Ltd. |
| 46 | +35 | プロサッカークラブをつくろう! | SEGA CORPORATION |
| 47 | -5 | ロイヤルキングダム (Royal Kingdom) | Dream Games |
| 48 | -30 | ドラゴンボールZ ドッカンバトル | Bandai Namco Entertainment Inc. |
| 49 | -3 | フィッシュダム(Fishdom) | Playrix |
| 50 | -17 | SDガンダム ジージェネレーション エターナル | Bandai Namco Entertainment Inc. |
ピックアップタイトル
※TOP10タイトルおよび、前日比+10以上タイトルのゲーム内イベント/プロモーションを中心に紹介
1位(+1):eFootball™
「ワールドカップ優勝記念ガチャ」&「シリーズ31周年施策」により首位を獲得。
現実の「2026北中米ワールドカップ」決勝を制したスペイン代表を記念し、7月21日にはガチャ「Big Time & Show Time: Spain 2026」を開催。「ロドリ」「マルク・ククレージャ」「フェラン・トーレス」ら優勝メンバーが登場。
あわせて、シリーズ第1作の発売日を祝う「World eFootball™ Day」や、シリーズ31周年記念イベント「eFootball™ Festival」も展開している。
週末にはeスポーツ大会「eFootball™ Championship 2026 World Finals」が開催され、コンソール部門、モバイル部門それぞれでブラジルの2選手が優勝を果たした。
ワールドカップ後も、平日は「ゲーム内ガチャ/記念施策」、週末は「eスポーツ大会」と途切れなく接続し、ワールドカップシーズンの熱量を最大限に取り込んだ形と言えそうだ。
・シリーズ31周年記念イベント「eFootball™ Festival」開催
└ミッション報酬で「Epic: Legends Assemble Special」選択チケットをプレゼント
└未公開2選手は7/26配信で発表予定
https://x.com/we_konami/status/2080219450704609735
・eスポーツ大会「eFootball™ Championship 2026 World Finals」開催
└モバイル部門/コンソール部門を実施
└7/25 グループステージ/7/26 ノックアウトステージ開催
https://x.com/Konami_PR_IR/status/2081663706761671099
2位(NEW):ホロライブドリームス
「ホロライブ」IP初のスマホゲームとして、初登場2位にランクイン。
無人島に施設を作り、みんなが楽しめる「ドリーム・パーク」を目指す内容で、『学園アイドルマスター』の「QualiArts」と「カバー」の共同開発によるスマホゲームとなる。
リリース記念として、7日間限定「セレクトピックアップガチャ」や★5確定「スタートダッシュガチャ」、パッケージアイテムセールを開催。あわせて、ログインボーナスやミッション、そして「15日連続25曲追加キャンペーン」、テーマソング「夢色ワンダー」の配信、ハッシュタグ投稿キャンペーンも展開した。
特徴的だったのは、ゲームに登場するVTuber本人がゲーム配信を行い、その告知を公式Xが積極的にリポストした点だ。ファンコミュニティを巻き込んだ情報発信により、7月26日にはセルラン1位を獲得。強力なIPと配信文化を掛け合わせたローンチ設計の好例と言えそうだ。
・テーマソング「夢色ワンダー」配信開始
https://x.com/hololive_dreams/status/2080307940188450843
・『ホロドリ』タレント紹介PV公開
└「Promise」編/「ホロライブインドネシア2期生」編
https://x.com/hololive_dreams/status/2080941131454697560
https://x.com/hololive_dreams/status/2080926029334421702
・ゲームに登場するVTuberがゲーム実況を配信
https://x.com/houshoumarine/status/2080210430426054768
https://x.com/sakuramiko35/status/2080215798367621367
https://x.com/AZKi_VDiVA/status/2080185034187919449
4位(-3):モンスターストライク
13周年カウントダウン施策で上位ランクを維持。
前週まで首位を走った『呪術廻戦』コラボ第3弾が一巡するなか、13周年本番に向けたカウントダウン施策の一環として「選抜!13周年人気投票ガチャ」を開催した。
あわせて、「富士急ハイランド」とのリアルイベント「モンストハイランド」を発表し、開催記念のフォロー&リポストキャンペーンも実施。ゲーム内施策とリアルイベントを組み合わせる運営が続いている。
先週の「渋谷リアルイベント」に続く「遊園地」とのコラボは、『モンスト』が周年に向けてゲーム外接点に力を入れていることを示している。
5位(+1):Pokémon GO
10周年記念イベント&各種レイド・復刻施策により上位ランクを維持。
7月22日には伝説レイドに「ソルガレオ」(色違い初実装)、メガレイドに「メガボーマンダ」が登場。さらに7月25日には復刻イベント「天空への想い」、7月26日には「GO Fest 2026:グローバル」の補填レイドイベントを実施。
ゲーム外では、NHK「新プロジェクトX」で開発秘話が放送され、ナムコのゲームセンターが「ポケストップ」「ジム」として登場するなど、話題づくりが続いた。
周年イベントを起点に、レイド・復刻・メディア露出・店舗連携を切れ目なく重ねる構成。長期運営タイトルが、複数の接点でユーザーの関心を維持する運営設計が見られた。
9位(+13):プロ野球スピリッツA
「侍ジャパン」復刻ガチャ&7400万DL記念施策によりランクアップ。
歴代日本代表をテーマにした復刻ガチャ「侍ジャパンセレクション」を開催。2006年から2023年までの各年代の侍ジャパン選手が復刻対象となり、ファン層の需要を刺激した。
あわせて、お買い得ガチャ「7400万DL記念福袋ガチャ」も展開。節目のDL数記念と、過去の選手という資産を掛け合わせて売上の山をつくっている。
実在選手が登場する”過去名場面”の商材化は、『eFootball™』のワールドカップガチャとも通じる手法で、スポーツIPならではの世代を横断した訴求と言えそうだ。
10位(+6):崩壊:スターレイル
『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』コラボ第2弾によりランクアップ。
7月24日より、『Fate/stay night [UBW]』コラボ第2弾イベント「幻造:聖杯戦争」を開催。コラボ限定★5キャラクター「遠坂凛」「ギルガメッシュ」が登場したほか、「ギルガメッシュ」または「アーチャー」を選んで無料で獲得できるログインボーナスも実施した。
あわせて、コラボカードバトル「Fate/銀河鉄道の夜」や、カンバセーションカード採用のハッシュタグ投稿キャンペーン、声優サイン色紙・声優インタビューを絡めたフォロー&リポストキャンペーンも展開した。
先週の研究所メモで触れたVer.4.4リリースから、予告どおりコラボ第2弾へと切れ目なく接続。原作者監修を前面に出したコラボ体験の作り込みは、原作へのリスペクトが感じられ、中華系大型タイトルに共通するアプローチと言えそうだ。
・ハッシュタグ投稿キャンペーン開催
https://x.com/houkaistarrail/status/2080504495398658416
・PV公開記念フォロー&リポストキャンペーン
https://x.com/houkaistarrail/status/2080140849078272196
・声優インタビューキャンペーン
https://x.com/houkaistarrail/status/2080574962180464823
・声優サイン色紙プレゼントキャンペーン
https://x.com/houkaistarrail/status/2079491574191247667
https://x.com/houkaistarrail/status/2079853959242530937
11位(-3):パズル&ドラゴンズ
『コードギアス』コラボによりDailyでは一時TOP10入りするなど話題を集めた。
7月24日より、TVアニメ『コードギアス』とのコラボを開催。コラボガチャでは「サクヤとアッシュ&Zi-オルテギア」「ロゼ」「アッシュ」などが登場した。
あわせて、コラボパッケージアイテムの販売や、広告動画視聴ガチャへのコラボキャラ追加、コラボダンジョンも実装。
人気IPとのコラボにあわせて、コラボ限定キャラと専用ダンジョンをセットで用意し、獲得と活用の場を同時に提供する、パズドラの王道的な施策と言えそうだ。
13位(NEW):ヴァンピール(VAMPIR)
新作MMORPG『ヴァンピール(VAMPIR)』が初登場13位にランクイン。
『リネージュ2 レボリューション』などを手がけた「Netmarble」の開発陣による、ヴァンパイアを題材にした「MMORPG」で、スマホとPCのクロスプラットフォームに対応。
プロモーションでは、ゲーム系インフルエンサー「S嶋さん」が出演する入門ガイド動画を公開したほか、コスプレイヤーによるプレイ配信も実施。ゲーム外の配信者を起用して認知拡大を図っている。
今週は『ホロライブドリームス』もセルランに初登場しており、両タイトルとも配信・動画を初動の起点に据えている。ただ、『ホロドリ』がIPファン層に広く訴求したのに対し、『ヴァンピール』は配信者やコスプレイヤーを通じて、MMORPGをプレイするコアゲーマー層への訴求を強めている点が対照的だった。
16位(+12):ウマ娘 プリティーダービー
新ウマ娘「ルーラーシップ」登場によるランクアップ。
7月21日、プリティーダービーガチャを開催し、新育成ウマ娘「ルーラーシップ」が登場。あわせてセレクトピックアップサポートカードガチャも実施した。
ゲーム外では、7月24日にラジオ番組「ウマ娘のオールナイトニッポンGOLD」を放送。番組パーソナリティが「おまかせ育成」で育てたウマ娘同士のルームマッチをするなど、ラジオとゲームの連動企画を展開した。
こうしたゲーム外での接点づくりに加え、近年は海外公演や海外版展開など、IP全体を国外へ広げる動きも続いており、国内外&ゲーム内外の両輪で長期運営を支えている。
18位(+33):Fate/Grand Order
11周年「カルデア学園祭」カウントダウンキャンペーンによりランクアップ。
8月1〜2日に幕張メッセで開催されるリアルイベント「FGO Fes. 2026 カルデア学園祭」に向け、カウントダウンキャンペーンを開始。ログインボーナスや期間限定ミッション、メインコンテンツクリア応援キャンペーンを展開した。
あわせて、カウントダウン復刻ピックアップガチャ(「ネモ/ノア」「酒呑童子(アサシン)」など)や、新規・復帰向けの「有償★5確定」ガチャ第3弾、特設サイト連動のハッシュタグ投稿キャンペーンも実施。
周年リアルイベントに向けて、その手前でゲーム内施策を積み上げて期待を高める設計となり、『FGO』が例年続けてきた「事前熱量形成」の王道パターンと言えそうだ。
・特設サイト連動ハッシュタグ投稿キャンペーン開催
https://x.com/fgoproject/status/2079924399600480593
・公式ラジオ「くらぶカルデア」配信
└FGO Fes. 2026 新情報(新規描き下ろしサーヴァント公開)
https://x.com/FGO_clubchaldea/status/2078026923633152370
19位(+51):学園アイドルマスター
フェス限定ガチャ「初星フェス vol.4」によりランクアップ。
7月22日にフェス限定ガチャ「初星フェス vol.4」を開催し、「【ガラクタロード】花海咲季」やサポートカード「インタビューお願いします!」が登場した。
あわせて「初星学園長 十王邦夫からの暑中お見舞いキャンペーン」として、ジュエル増量パックの販売や10連ガシャチケットの配布を実施。ゲーム外でも、池袋での「POP UP STORE」開催や「学マスウエハース4」描き下ろしイラストの先行公開など、多面的に展開した。
「フェス限定ガチャ」を軸に、季節キャンペーン・リアル物販・グッズを重ねる構成で、ゲーム内の課金機会と、ゲーム外のファン接点を同時に設計する運営が続いている。
・池袋にて「POP UP STORE」開催
https://x.com/A3_event_Vol3/status/2066430767358738543
・「学マスウエハース4」描き下ろしイラスト先行公開
https://x.com/candytoy_c/status/2078314232035373375
25位(+23):ドラゴンクエストスマッシュグロウ
『ドラゴンクエストVI』コラボ第3章&新装備ガチャによりランクアップ。
7月21日に『ドラクエVI』コラボストーリー第3章を公開。あわせてガチャ「バーバラシリーズ装備ふくびき」を開催し、新武器「カルベロビュート」や、上級職「賢者」も実装された。さらに、スコアアタックコンテンツ「スーパー・まものラッシュ シーズン3」にステージ2を追加。
獲得した装備を活かせるコンテンツも同時に用意し、獲得と活用をセットで提供する、堅実な設計と言えそうだ。
・スコアアタックコンテンツ「スーパー・まものラッシュ」にステージ追加
https://x.com/DQSG_JP/status/2078313810977579264
29位(+47):ONE PIECE トレジャークルーズ
フェス限定ガチャ「神の騎士団 超スゴフェス」によりランクアップ。
前週7月19日に開催されたフェス限定ガチャ「神の騎士団 超スゴフェス」が、今週の売上を牽引。新キャラクター「シャムロック聖」「軍子宮」がボイス付きで登場した。
あわせて、Webストア「神の騎士団セール」や最大100連の無料ガチャ、全世界で目標達成を目指す動画投稿キャンペーンも展開。
集計期間の直前に始まった施策が、週をまたいで数字に反映された一例となり、Weeklyセルランの順位は期間内だけでなく直前の大型施策からも影響を受けることが伺えた。
・動画投稿キャンペーン開催
└全世界1,000件達成で全ユーザーの報酬配布
https://x.com/ONEPIECE_trecru/status/2078721496784978267
・ハッシュタグ投稿キャンペーン開催
https://x.com/ONEPIECE_trecru/status/2078699099100958806
https://x.com/ONEPIECE_trecru/status/2078700608849084924
40位(+19):モンスターハンターNow
「モンハンNow サマーハント2026」によりランクアップ。
7月20日から夏イベント「モンハンNow サマーハント2026」を開催。「イヴェルカーナ」のみが出現する古龍迎撃戦や、大連続狩猟・古龍迎撃戦の発生率アップを実施した。あわせて、次元変異モンスター「ビシュテンゴ」「ウルクスス」も登場した。
「サマーハント2026パス」などの期間限定パッケージを販売したほか、ゲーム外では「モンハンNowライフスタイル武器診断」も公開。季節イベントを軸に、ゲーム内外の接点を広げている。
・「武器診断」キャンペーン開催
https://x.com/mh_now/status/2079132963338428736
44位(+18):信長の野望 真戦
初PKシーズン「四雄怒涛」開幕によりランクアップ。
関東を舞台に4勢力が激突する、初のPKシーズン「四雄怒涛」が開始。新マップ・特殊兵種・新武将を実装し、対戦要素を強化した。あわせて、記念ガチャ「PKシーズン名将」を開催し、「伊達政宗」「長野業正」「佐竹義重」などが登場した。
プロモーションでは、記念ライブ配信やインフルエンサー配信に加え、歴史作家「河合敦」さんによるPKシーズン解説動画を公開。戦況報告のハッシュタグ投稿キャンペーンも実施した。
歴史IPならではの“専門家による解説”を絡めた訴求は、作品の世界観への没入を深める狙いがうかがえる。新シーズンという節目に、ゲーム内外の施策を集中投入した構成と言えそうだ。
・PKシーズン記念ライブ配信開催 https://x.com/nobunagashinsen/status/2080850539437240738
・戦況報告ハッシュタグ投稿キャンペーン開催 https://x.com/nobunagashinsen/status/2080900042890895797
45位(+98):デュエル・マスターズ プレイス
新カードパックリリースによるランクアップ。
7月23日に新カードパック「PRECIOUS IDOL FESTIVAL」をリリース。人気クリーチャーがアイドル姿で登場し、シークレットカードではスキンやBGMが解放される仕様となっている。
あわせて、「デュエプレアイドル 発売記念BOX」販売やWebストアセール、レンタルデッキ更新、記念ログインボーナスを実施。さらに、未プレイ期間に応じたカムバックキャンペーンや、声優サイン色紙が当たるフォロー&リポストキャンペーンも展開した。
既存の人気キャラを“アイドル化”して新規性を持たせる手法は、収集欲を刺激する定番アプローチ。前週比「+98」という大幅ランクアップは、それら要素と限定パック、復帰施策を同時に投入した効果と言えそうだ。
・記念ログインボーナス開催
https://x.com/dmps_info/status/2080173835526312322 https://x.com/dmps_info/status/2080269223377735994
・ゲーム未プレイ期間に応じたカムバックキャンペーン開催 https://x.com/dmps_info/status/2080267959763898625
・声優サイン色紙が当たるフォロー&RPキャンペーン開催 https://x.com/dmps_info/status/2078470212542955877
46位(+35):プロサッカークラブをつくろう!2026
ハーフアニバーサリー&「ペレ」登場によりランクアップ。
ハーフアニバーサリーを記念したキャンペーンを開催。記念ピックアップガチャでは、サッカーの王様「ペレ」とブラジル代表選手が登場した。
あわせて、PV出演のタレント「影山優佳」さんが、「ゲーム内アシスタント&特別練習カード」として登場。半周年の節目に、レジェンド選手とタレント起用を組み合わせて話題化を図っている。
ワールドカップシーズンにあわせて動いた『eFootball™』『サカつく』など、サッカータイトルが揃って上位に動いた一週間。スポーツの祭典と連動して需要を取り込む動きが、ジャンル全体で見られた。
研究所メモ
“狭く深く”をTCGで──『デュエプレ』が示した運営設計
『eFootball™(以下、イーフト)』のeスポーツ世界大会、『モンスターストライク(以下、モンスト)』の「富士急ハイランド」コラボ、『ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)』のラジオ「オールナイトニッポンGOLD」、ランキング外ではあるが『ハートピア スローライフ』のリアル花火大会連動など、今週もゲーム外イベントが数多く展開されていた。
そのなかで、運営設計として特に興味深かったのが、前週比+98と大きく順位を伸ばした『デュエル・マスターズ プレイス(以下、デュエプレ)』である。
TCGでも見られた、“狭く深く”の運営設計
かつて5月第4週のWeeklyセルランでは、『イーフト』『モンスト』『学マス』を例に、「すべてのユーザーではなく、特定のターゲット層へ深く刺す」施策設計を取り上げた。今回、同じ考え方がTCGタイトルである『デュエプレ』でも見られた。
新カードパック「PRECIOUS IDOL FESTIVAL」は、人気クリーチャーがアイドル姿で登場する企画。5人のアイドルユニット、専用スキン、テーマ曲「STARS」、そして各キャラクターへの声優起用まで揃え、明確に“キャラ・声優ファン層”へ照準を合わせた内容となっている。
「裏方」を前に出す
TCGタイトルは比較的地味なプロモーションが多い中、『デュエマ プレイス』はユーザーとの距離の近さを感じさせる施策が一段と際立っていた。
象徴的なのが、担当イラストレーターやデザイナーの投稿を公式が積極的にリポストしている点だ。
多くのタイトルでは制作陣が“裏方”に留まるなか、『デュエプレ』では制作者本人の発信を積極的に紹介することで、キャラクターだけでなくイラストレーターやデザイナー自身のファンにも訴求している。
“同じキャラ推し”でも、狙う層が違う
この方向性は今回に始まったものではない。
『デュエプレ』は以前から、声優実装にあわせてサイン色紙が当たるキャンペーンを実施するなど、キャラクターと声優を軸にユーザーへ訴求してきた。今回のアイドルパックは、その運営方針をさらに発展させた施策と言える。
同ジャンルでキャラクターを強みにする『Shadowverse: Worlds Beyond(以下、シャドバWB)』と比べると、その違いは報酬設計にも表れている。
『シャドバWB』が、現金や金券など幅広いユーザーへ訴求しやすい報酬を用意するのに対し、『デュエプレ』は「声優サイン色紙」のように、そのファンだからこそ価値を感じる報酬で“深く”を狙う。
同じ「キャラ推し」であっても、誰を惹きつけたいのかその距離感の設計は大きく異なっている。
“広く薄く”より、“狭く深く”から
多額の広告費で広範囲へ一度に訴求するのではなく、まず獲得したいユーザー層を確実に掴み、その熱量を核に少しずつ広げていく。
その流れの一つとして、9月からは漫画連載も予定され、ゲーム外への展開も段階的に進められている。
ユーザーとの距離を縮めながら、特定層へ深く刺さる体験を積み重ねていく――。
この”狭く深く”のアプローチは、広告費による体力勝負になりがちなスマホゲーム市場において、日本のゲームメーカーにとって参考となる運営手法の一つではないだろうか。