2026年6月第4週 App Storeランキング|『DBレジェンズ』『ポケチャン』『ゼンゼロ』に見るIP拡張のアプローチ

Weeklyセルラン

2026年6月第4週のApp Storeセールスランキングでは、長期運営タイトルから新作タイトルまで、「IPの拡張」を意識した動きが目立った。

注目したいのは、対照的な2つのアプローチである。『ドラゴンボール レジェンズ』では、オリジナルキャラ「シャレット」を数年がかりで育てた末に投入。一方、『Pokémon Champions』スマホ版正式リリース『ゼンレスゾーンゼロ』Steam版リリースと、プラットフォームを跨いだIPの拡張が同じ週に並走した。

そのほか、『ウマ娘』リアルライブ「THE STAGE in TOKYO」DAY1/DAY2『雀魂』の5年ぶり『アカギ』コラボ復刻『Shadowverse: Worlds Beyond』1周年+シリーズ10周年+幕張メッセでのリアルイベント「Shadowverse Fes 2026」など、長期運営タイトルの引き出しが揃った週となった。

本記事ではTOP50のランクアップタイトルを整理しつつ、「IPを育てる」「IPを広げる」という2つの軸を切り口に、今週の動きを読み解いていく。


今週のセルラン 3行まとめ

『DBレジェンズ』オリジナルキャラ「シャレット」段階的育成で“IPを育てる”動き
『Pokémon Champions』『ゼンゼロ』プラットフォームを跨いだ“IPを広げる”動き
「IPを育てる」「IPを広げる」の2軸を意識した運営設計が、長期運営の打ち手の幅を広げる


今週のランキング TOP50

※データ元:App Store セールスランキング
※集計期間:2026年6月16日(火)〜6月22日(月)
※前日売上を反映しており実質、6月15日(月)〜6月21日(日)

Rank 前週比 Title Publisher
1+8モンスターストライクXFLAG, Inc.
2-1ホワイトアウト・サバイバルCentury Games Pte. Ltd.
3-1eFootball™KONAMI
4-1イナズマイレブン クロスLevel-5 Inc.
5-1ラストウォー:サバイバルFUNFLY PTE. LTD.
6-1ロイヤルマッチ(Royal Match)Dream Games
7+30プロ野球スピリッツAKONAMI
8-2ゴシップハーバー:マージ & ストーリーMicrofun Limited
9+2パズル&ドラゴンズGungHo Online Entertainment, Inc.
10+6キングショットCentury Games Pte. Ltd.
11-1トゥーンブラストPeak Games
12NEWPokémon ChampionsThe Pokemon Company
13+45ウマ娘 プリティーダービーCygames, Inc.
14+1パズル&サバイバルBUILDING-BLOCKS NETWORK TECHNOLOGY CO.,LIMITED
15+4Pokémon GONiantic, Inc.
16+1ガーデンスケイプ (Gardenscapes)Playrix
17+1Pokémon TCG PocketThe Pokemon Company
18+2LINE ポコポコ:3マッチパズルゲームLINE Corporation
19+26ドラゴンボール レジェンズBandai Namco Entertainment Inc.
20+2荒野行動-スマホ版バトロワNetEase Games
21±0ブロスタSupercell
22+3Pokémon SleepThe Pokemon Company
23+9あんさんぶるスターズ!!MusicHappy Elements K.K
24+3Disney Solitaire ディズニー ソリティアSuperPlay
25+5ラストZ:サバイバルシューティングOmnilojo Pte Ltd
26-18鳴潮×サイバーパンク コラボKURO GAMES
27+110雀魂 -じゃんたま-Yostar, Inc.
28+8信長の野望 真戦Qookka Games
29±0呪術廻戦 ファントムパレードSumzap Inc.
30+3グルメ・ジャーニーCentury Games Pte. Ltd.
31-5ONE PIECE バウンティラッシュ – アクションゲームBandai Namco Entertainment Inc.
32+8タウンシップ (Township)Playrix
33-20にゃんこ大戦争ponos corporation
34+54グランブルーファンタジーCygames, Inc.
35-4SDガンダム ジージェネレーション エターナルBandai Namco Entertainment Inc.
36-8勝利の女神:NIKKELevel Infinite
37-23ドラゴンクエストウォーク 歩く楽しみが増える位置情報ゲームSQUARE ENIX
38+3LINE:ディズニー ツムツムLINE Corporation
39-15Fate/Grand OrderAniplex Inc.
40-1キングダム 覇道Bandai Namco Entertainment Inc.
41-3ホームスケイプ (Homescapes)Playrix
42+38Shadowverse: Worlds BeyondCygames, Inc.
43-36ドラゴンクエストスマッシュグロウ ドラクエローグライトRPGSQUARE ENIX
44+23信長の野望 覇道KOEI TECMO GAMES CO., LTD.
45-10崩壊:スターレイルCOGNOSPHERE PTE. LTD.
46圏外ゼンレスゾーンゼロCOGNOSPHERE PTE. LTD.
47-24原神~空月の歌~COGNOSPHERE PTE. LTD.
48-14ドラゴンブラッド:スレイヤーズ学院Archosaur Games
49-2ロイヤルキングダム (Royal Kingdom)Dream Games
50-8ONE PIECE トレジャークルーズBandai Namco Entertainment Inc.

ピックアップタイトル

※TOP10タイトルおよび、前日比+10以上タイトルのゲーム内イベント/プロモーションを中心に紹介

1位(+8):モンスターストライク

『NARUTO』コラボに加え、複数ガチャ施策によるランクアップ。

6月12日から開催中の『NARUTO』コラボによって上位ランクを維持しつつ、6月20日からはガチャ「オリエンタル・トラベラーズ」、6月21日からは「デイリーつみたてガチャ」を開始。

特に「デイリーつみたてガチャ」は、毎日クエストをクリアすることでガチャ連数を貯め、後日まとめて最大50連の無料ガチャを引ける施策。待てば待つほど報酬が豪華になる仕組みにより、ログイン継続を促す設計となっている。「モンストの日」も重なり、コラボ・ガチャ・継続施策・恒例イベントが密集した形だ。

『NARUTO』コラボの集客力を軸に、“毎日触ってもらう”設計を重ねることで首位を獲得した好例といえる。

3位(-1):eFootball™

ワールドカップ関連施策による上位ランクキープ。

W杯モチーフガチャでは、6月15日に「Epic: National Stars 1994」(ロマーリオ/ロベルト・バッジョ/ローター・マテウス)、6月18日に「Show Time: International Cup vol.1」(メッシ/エムバペ/ヌメカ)を開催。

あわせて、現実試合で活躍した選手を翌日にゲーム実装する「Player of the Day(POTD)」も継続。俳優「萩原利久」さんによる初心者向け動画も配信され、ゲーム外への接点を多層化している。

公式Xアカウントでは、メッシ選手のハットトリック達成や、日本代表戦に合わせたカルーセル投稿など、現実で起きた瞬間を即時にSNSへ反映する動きも見られた。

ガチャ/POTD/タレント起用/SNS反応速度までを連動させる多面的アプローチが、ワールドカップシーズンの安定上位を支える構造となっている。

4位(-1):イナズマイレブン クロス

新キャラガチャワールドカップ「日本代表戦」キャンペーンによる上位ランクキープ。

6月20日には、新★3「[流星の貴公子]基山ヒロト」ピックアップガチャが開催され、あわせてパッケージアイテム「覚醒応援セット」も販売。同日からは「競え!グループ対抗大会!」も始まり、ユーザー同士の対戦熱を喚起する施策となっている。

先週のWeeklyで触れた「日本代表2026プロジェクト」も継続開催中で、「日本代表戦」にあわせたログインボーナスも開催。加えて、今後実装予定のキャラクターイラストも先行公開され、リリース直後のタイミングを活かして”次の期待感”を継続的に演出している。

初動後の失速を回避するため、新キャラ追加・競技イベント・先行情報公開といった複数の引きを並行投入する設計が、リリース2週目以降の安定維持を支えている。

7位(+30):プロ野球スピリッツA

ダウンロード数記念ガチャと、PvEイベントによるランクアップ。

6月20日には「7300万DL突破記念」ガチャを開催。DL数の節目は、年間で1度しか作れない周年と異なり、複数回設けられる”定例の山場”として機能する。既存ユーザーへの還元と、新規・復帰ユーザーへの再アピールを同時に狙える設計だ。

あわせてPvEイベント「対決カーニバル」も開催。獲得した選手を活用できるコンテンツを同時に用意することで、ガチャ単体で終わらせない動線が組まれている。

「数字の節目」を能動的に作り出し、獲得(ガチャ)と活用(イベント)をセットで投入する手法は、長期運営タイトルが”何もない週”を作らないための定石といえる。

12位(NEW):Pokémon Champions

すでにNintendo Switch/Switch 2版で展開されているポケモンバトルゲームスマホ版正式リリース。Nintendoアカウント連携によるクロスセーブ・クロスプレイにも対応しており、家庭用ゲーム機の既存ユーザーとスマホ新規ユーザーをシームレスに繋ぐ設計となっている。

リリースに合わせ、新レギュレーション「M-B」を適用。メガライチュウX・メガズルズキン・メガメタグロスなど複数のメガシンカが解禁された。

あわせて、新レギュレーションで使用可能なポケモンを獲得できる「スタンダードセレクトM-B」ランクバトル「シーズンM-3」もスタート。「対戦ルールの変更」「そのルールで使える新ポケモンの獲得手段」「ランクシーズン」をセットで投入する構成となっている。

なお、リリース記念ログインボーナスとして「ライチュウ」「メガストーン」も配布され、新規ユーザーがすぐにバトルを楽しめる導線も整えられた。

「プラットフォーム拡大」「新環境の同時投入」を組み合わせることで、初動の話題化と継続プレイの両方を狙う設計といえる。

13位(+45):ウマ娘 プリティーダービー

新ウマ娘ガチャリアルライブによるランクアップ。

6月15日には、ウエディングドレス調衣装を纏った新ウマ娘「カレンブーケドール」ガチャを開催。あわせてセレクトピックアップサポートカードガチャや、「宝塚記念」G1記念イラスト投稿も展開している。ウエディング調衣装は6月のジューンブライド施策、「宝塚記念」は現実競馬イベントへの便乗と、季節と現実イベントの両方を意識した構成になっている。

6月21日・22日にはリアルライブ「7th EVENT WORLD TOUR THE STAGE in TOKYO」DAY1・DAY2を開催。ライブ連動の最高レア確定有償限定「ライブガチャ DAY1/DAY2」開催に加え、新ウマ娘「タイトルホルダー」発表と、ロサンゼルス・ロンドン・ソウル・横浜の海外公演計画も公開。

ゲーム内施策だけでなく、リアルライブ・海外公演発表まで含めた”IP体験全体の同時展開”がランクアップを支えていた。

19位(+26):ドラゴンボール レジェンズ

8周年記念第2弾でのオリジナルタッグ/オリジナルキャラ実装によるランクアップ。

6月17日には「8周年記念第2弾PUガチャ」が開催され、オリジナルタッグ「超サイヤ人トランクス:青年期&孫悟飯(未来)」と、オリジナルキャラ「超サイヤ人ゴッド シャレット」が登場した。あわせて記念「PvPイベント」上位ランクユーザーの発表、『DBカードゲーム』連動も実施され、ゲーム内外を横断する記念展開となっている。

注目したいのは「シャレット」の育て方だ。「シャロット」→「ジブレット」→「シャレット」と過去数年にわたって段階的にIPへ馴染ませてきたオリジナルキャラの集大成として投入されている。原作キャラ依存になりがちなIPタイトルにおいて、運営自身がオリジナル資産を育てて新しい売上の柱を作る設計といえる。

新キャラを単発で投入するのではなく、過去のオリジナル資産から継続性を持たせて積み上げていく手法は、IPホルダーが”原作IPに乗る”だけでなく“自社で新しいIPを増やす”設計の好例だ。

27位(+110):雀魂 -じゃんたま-

5年ぶりの『アカギ』コラボ復刻と、ユーザー大会による大幅ランクアップ。

6月17日から、麻雀漫画『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』とのコラボ復刻がスタート。「赤木しげる」「鷲巣巌」の復刻ピックアップガチャ、新規「うごく着せ替え」販売、原作モチーフの特殊ルールを採用したコラボイベント「伝説の夜・再臨」と、複数施策を同時投入した。

あわせてユーザー大会「鷲巣麻雀決斗戦」ミラティブ配信・視聴キャンペーンも展開。復刻ガチャ単体ではなく、コミュニティの活性化までセットで動かす設計となっている。

復刻コラボイベントが休眠ユーザーへと訴求し、「ユーザー大会・配信」が現役ユーザーの熱量を引き上げる。“過去資産の再活用”“コミュニティ活性化”を組み合わせることで、復刻施策の効果を最大化した好例といえる。

34位(+54):グランブルーファンタジー

既存装備の育成要素追加と、フェス限ガチャの組み合わせによるランクアップ。

6月15日には、ルミナスシリーズ武器の「限界超越」が開放され、あわせてパッケージアイテム「ルミナスシリーズ武器スペシャル交換セット」を販売。

6月16日からはフェス限定ガチャ「グランデフェス」が開催され、SSレア装備の出現率が通常3%から6%に倍増。新SSR「ノトス」「シャオ」も登場している。

育成要素追加は既存ユーザーの参加動機を促し、「フェス限新キャラ」は新規獲得を狙う層に訴求する。活用需要獲得需要の2軸を同時に動かす設計が、長期運営タイトルらしい強さを発揮した。

42位(+38):Shadowverse: Worlds Beyond

タイトル1周年シリーズ10周年を重ねた記念施策によるランクアップ。

6月17日からは『Shadowverse: Worlds Beyond』1周年『Shadowverse』シリーズ10周年の記念施策がスタート。記念パッケージアイテムセール、大会「1st Anniversary Cup」、現金100万円が当たる「ジャンボ宝箱キャンペーン」など、複数のメモリアル施策が同時展開された。

加えて6月20日・21日には、幕張メッセでリアルイベント「Shadowverse Fes 2026」も開催。入場無料のステージ・アトラクション・限定グッズなど、ゲーム内施策と並行してリアル空間でもファンの熱量を形成する設計となっていた。

注目したいのが、フィギュアスケート選手でプロゲーマーとしても活動する「宇野昌磨」さん出演のフォロー&リポストキャンペーンだ。著名人を起用するだけでなく、リポストといいねが増えるごとに当選人数も増えていく”ステップアップ式”を採用しており、ユーザーの拡散行動そのものを企画のエンジンに組み込んでいる。

「タイトル周年」「シリーズ周年」という2つの周年を重ね合わせる設計は、続編が当たりにくいと言われるスマホゲームにおいて、新作タイトルが既存IPの歴史を活かしながら存在感を打ち出す好例といえる。

46位(圏外):ゼンレスゾーンゼロ

最新アップデートVer.3.0Steam版リリースの同時投入による圏外からのランクイン。

6月17日からVer.3.0「ある夢に遊ぶ者の告白」が配信開始。新S級キャラ「ヴェリナ」ガチャ新コスチューム「余暇のシルエット」販売に加え、主人公兄妹の最新コスチュームプレゼントも展開。新規ストーリー・新キャラ・新衣装を一気に投入した形だ。

同日にはSteam版もリリースされ、スマートフォンに加えPCプラットフォームへも展開。スマホでは難しい精密な操作や、より美麗なグラフィックを求めるユーザー層の取り込みも期待できる。

最新アップデートを”単なるストーリー更新”で終わらせず、新キャラ実装・コスチューム販売・プラットフォーム拡大を組み合わせることで、初動を最大化する設計だ。

今週は12位『Pokémon Champions』も家庭用ゲーム機からスマホへ進出しており、プラットフォームを跨いだIP拡大が複数タイトルで同時進行している点も興味深い動きといえる。


研究所メモ

『レジェンズ』『ポケチャン』『ゼンゼロ』に見る「IP拡張」のアプローチ

2026年6月第4週は、長期運営タイトルから新作タイトルまで、「IPの拡張」を意識した動きが目立った。今週のピックアップから、対照的な2つのアプローチを取り上げる。

1つは、『ドラゴンボール レジェンズ』の「シャレット」に見られる“IPを育てる”アプローチ。もう1つは、『Pokémon Champions』『ゼンレスゾーンゼロ』が同時期に動いた“IPを広げる”マルチプラットフォーム戦略である。

① 「IPを育てる」:『レジェンズ』のオリジナルキャラ「シャレット」段階的育成

『ドラゴンボール レジェンズ』では、8周年記念第2弾でオリジナルキャラ「超サイヤ人ゴッド シャレット」が登場した。

注目したいのは、「シャレット」がいきなり新キャラとして投入されたわけではないという点だ。「シャロット」→「ジブレット」→「シャレット」と、過去数年にわたって段階的にIPへ馴染ませてきたオリジナルキャラの集大成として、8周年というメモリアルタイミングで投入されている。

ドラゴンボールという強い原作キャラ群を抱えるIPで、運営自身がオリジナルキャラを育てるのは難易度が高い。原作キャラの存在感が圧倒的で、新規キャラがその影に隠れてしまうリスクがあるためだ。

それでも、成功した場合のリターンは大きい。原作キャラへのファンの関心を維持しながら、新しい売上の柱を自社オリジナルキャラとして持つことができる。

数年単位でユーザーへ段階的にキャラを馴染ませ、その積み重ねの末に大型施策で結実させる。短期的な売上だけを追う運営とは対照的な、長期視点でのIP育成戦略といえる。

② 「IPを広げる」:『ポケチャン』『ゼンゼロ』のマルチプラットフォーム戦略

同じ週には、プラットフォームを跨いだIP拡張も複数タイトルで観察された。

『Pokémon Champions』は6月17日にスマホ版をリリース。これまでNintendo Switch/Switch 2版で展開されてきた本作が、モバイルプラットフォームへ進出した。Nintendoアカウント連携によるクロスセーブ・クロスプレイにも対応し、家庭用ゲーム機の既存ユーザーとスマホからの新規ユーザーを同じ対戦環境に呼び込む構成となっている。

『ゼンレスゾーンゼロ』は6月17日にSteam版をリリース。これまでスマートフォンで展開されてきた本作が、PCプラットフォームへ進出した。スマホでは難しい精密な操作や、より美麗なグラフィックを求めるユーザー層の取り込みが期待できる。

興味深いのは、両者の拡張方向が真逆だという点だ。

タイトル拡張方向
Pokémon Champions家庭用ゲーム機 → スマホ
ゼンレスゾーンゼロスマホ → PC(Steam)

それぞれが既存プラットフォームを補完する形で、新しい接点を獲得しようとしている。家庭用ゲーム機派は気軽にスマホで遊べるようになり、スマホ派は本格的な操作感を求めてPCに移行できる。

「IPを育てる」(縦軸)と「IPを広げる」(横軸)の2軸で「IP拡張」を考える

ここまで見てきた「IPを育てる」(縦軸)「IPを広げる」(横軸)この2軸を意識して施策を組み立てると、長期運営の打ち手の幅が大きく広がる。

縦軸(IPを育てる)横軸(IPを広げる)
主な手法自社オリジナルキャラ育成、世界観の深掘りマルチプラットフォーム展開、コラボ、メディアミックス
時間軸数年単位の長期投資比較的短期で効果が出やすい
強み運営自身がIP資産を持てる/原作依存からの脱却既存IPを最大活用/新規ユーザー層獲得
弱みユーザー認知まで時間がかかる/リスクが高い独自性そのものを高める効果は限定的

縦軸は時間がかかる代わりに、成功すれば運営自身が新しい売上の柱を持てる。横軸は既存IPの強さに乗りながら、新しい市場や接点を比較的短期で獲得できる。それぞれの強みと弱みを理解した上で施策を組み立てることが、効率的なIP拡張に繋がる。

7月以降の夏商戦に向けて、各タイトルがどちらの軸で動いてくるのか、あるいは両軸を組み合わせて新しい設計を見せてくるのか、各社の「IP拡張のあり方」に注目したい

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