2026年8月第1週 App Storeランキング|『#コンパス』『ポケポケ』『ブルアカ』に見る、施策を”束ねる”運営

Weeklyセルラン

2026年8月第1週のApp Storeセールスランキングは、「夏商戦」が本格化した一週間となった。

『ゼンレスゾーンゼロ』2周年『ブルーアーカイブ』5.5周年『ONE PIECE バウンティラッシュ』7.5周年といった周年施策が相次ぎ、あわせて各タイトルで夏の水着イベントが展開。さらに、新作『ホロライブドリームス』『無職転生【クロエコ】』の動きや、『#コンパス【戦闘摂理解析システム】』『雀魂 -じゃんたま-』コラボ(前週比プラス122)、『Pokémon TCG Pocketポケポケ)』新拡張パックなど、上位から下位まで動きの多いランキングとなった。

今週、特に注目したいのは、大きく順位を上げた『#コンパス』『ポケポケ』『ブルアカ』の3タイトルに見られた運営設計である。いずれも、施策を単発で終わらせず“束ねて”設計していた点が共通していた。

本記事では、TOP50のランクアップタイトルを振り返るとともに、「時間・広さ・深さ」という3つの視点から、施策を束ねて熱量を最大化する運営設計を読み解いていく。


今週のセルラン 3行まとめ

『ゼンゼロ』『ブルアカ』『バウンティ』周年ラッシュ水着イベントが上位を席巻。新規タイトルの動きも目立った。
・大きく順位を上げた『#コンパス』『ポケポケ』『ブルアカ』は、施策を単発で終わらせず“束ねて”設計
「時間・広さ・深さ」単発の施策を大きな流れに束ね、熱量を最大化する運営設計に注目

今週のランキングTOP50

※データ元:App Store セールスランキング
※集計期間:2026年7月28日(火)〜8月3日(月)
※前日売上を反映しており実質、7月27日(月)〜8月2日(日)

Rank 前週比 Title Publisher
1±0eFootball™KONAMI
2±0ホロライブドリームスQualiArts, Inc.
3+1モンスターストライクXFLAG, Inc.
4+5プロ野球スピリッツAKONAMI
5-2ホワイトアウト・サバイバルCentury Games Pte. Ltd.
6±0ゴシップハーバー:マージ & ストーリーMicrofun Limited
7±0ラストウォー:サバイバルFUNFLY PTE. LTD.
8+122#コンパス【戦闘摂理解析システム】NHN PlayArt 株式会社
9+5トゥーンブラストPeak Games
10-5Pokémon GOScopely Explore, Inc.
11-3ロイヤルマッチ(Royal Match)Dream Games
12NEW無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜 【クロエコ】GREE Entertainment, inc.
13+31信長の野望 真戦Qookka Games
14+25Pokémon TCG PocketThe Pokemon Company
15-4パズル&ドラゴンズGungHo Online Entertainment, Inc.
16-6崩壊:スターレイルCOGNOSPHERE PTE. LTD.
17+20ONE PIECE バウンティラッシュ – アクションゲームBandai Namco Entertainment Inc.
18+82ゼンレスゾーンゼロ – アニバーサリーCOGNOSPHERE PTE. LTD.
19-2パズル&サバイバルBUILDING-BLOCKS NETWORK TECHNOLOGY CO.,LIMITED
20+33LINE:ディズニー ツムツムLINE Corporation
21+21あんさんぶるスターズ!!MusicHappy Elements K.K
22-7キングショットCentury Games Pte. Ltd.
23-7ウマ娘 プリティーダービーCygames, Inc.
24-3荒野行動-スマホ版バトロワNetEase Games
25-3イナズマイレブン クロスLevel-5 Inc.
26-3ガーデンスケイプ (Gardenscapes)Playrix
27+66ブルーアーカイブYostar, Inc.
28+17デュエル・マスターズ プレイスTOMY Company,Ltd.
29-17勝利の女神:NIKKELevel Infinite
30+18ドラゴンボールZ ドッカンバトルBandai Namco Entertainment Inc.
31-5LINE ポコポコ:3マッチパズルゲームLINE Corporation
32-12ドラゴンクエストウォーク 歩く楽しみが増える位置情報ゲームSQUARE ENIX
33-6グルメ・ジャーニーCentury Games Pte. Ltd.
34+16SDガンダム ジージェネレーション エターナルBandai Namco Entertainment Inc.
35-16学園アイドルマスターBandai Namco Entertainment Inc.
36-18Fate/Grand OrderAniplex Inc.
37-4Disney Solitaire ディズニー ソリティアSuperPlay
38+38鳴潮 – 玄方地界へKURO GAMES
39-26ヴァンピール(VAMPIR)Netmarble Corporation
40-9Shadowverse: Worlds BeyondCygames, Inc.
41+22ディズニー ツイステッドワンダーランドAniplex Inc.
42-4タウンシップ (Township)Playrix
43-13アークナイツYostar, Inc.
44-10にゃんこ大戦争ponos corporation
45-10ラストZ:サバイバルシューティングOmnilojo Pte Ltd
46-18ドラゴンボール レジェンズBandai Namco Entertainment Inc.
47-11ホームスケイプ (Homescapes)Playrix
48-19ONE PIECE トレジャークルーズBandai Namco Entertainment Inc.
49-17ブロスタSupercell
50+9ハートピアスローライフXD Entertainment Co., Ltd.

ピックアップタイトル

※TOP10タイトルおよび、前日比+10以上タイトルのゲーム内イベント/プロモーションを中心に紹介

1位(±0):eFootball™

ワールドカップ活躍選手ガチャ&シリーズ31周年施策により首位を維持。

ワールドカップ後も関連ガチャを継続して開催。7月28日にはガチャ「Big Time & Show Time: Living Legends 2026」を開催し、「リオネル・メッシ」「クリスティアーノ・ロナウド」「マヌエル・ノイアー」「ケヴィン・デ・ブライネ」などが登場。続く7月31日にはガチャ「Big Time & Show Time:Victory Drivers 2026」も投入し、「キリアン・エムバペ」「エンソ・フェルナンデス」「ヨハン・マンザンビ」らを追加している。

あわせて、シリーズ31周年記念イベント「Epic: Legends Assemble」(「セルヒオ・アグエロ」「ウェイン・ルーニー」などから選べるチケット)や、シェア機能付きミッション「トレジャーリンク」も展開。

ゲーム外では、eスポーツ世界大会「eFootball™ Championship 2026 World Finals」でブラジル勢が2部門を制し、世界王者が決定した。

W杯シーズンの熱量を、レジェンドガチャ・周年施策・eスポーツへと途切れなく接続する構成が続いており、現実で常に話題が更新される現在進行形IPならではの、継続的な訴求と言えそうだ。

2位(±0):ホロライブドリームス

リリース後初の水着イベント&水着ガチャにより上位を維持。

7月29日、リリース後初となるイベント「ハロー!Brand New Summer!」を開催。水着ピックアップガチャ「sunny summer ガチャ」に加え、書き下ろし新曲やソロ楽曲の追加など、リズムゲームの定番施策を一斉に展開した。

あわせて、7月30日には「宝鐘マリン」の誕生日キャンペーンや、オリジナル楽曲「幽霊船戦」の追加も実施している。

ゲーム外では、登場するVTuber本人によるゲーム実況配信と、公式Xによるリポストを継続。「兎田ぺこら」「宝鐘マリン」「白銀ノエル」「さくらみこ」らがプレイし、ファンコミュニティを巻き込んだ発信が引き続き行われた。

新たな配信やタレント活動で次々と話題が生まれる「ホロライブ」は、ゲーム外でも継続的な訴求が可能な“現在進行形IP”。初登場から間もない時期に、水着という夏の定番テーマを重ねて熱量を維持した形となる。

・VTuberによるゲーム実況配信
https://x.com/houshoumarine/status/2082030775302832297
https://x.com/shiroganenoel/status/2081934454231302359
https://x.com/sakuramiko35/status/2082020670138122248
https://x.com/kosekibijou/status/2081787895422369993
https://x.com/natsuiromatsuri/status/2081892390340616333
https://x.com/kikiraravivi/status/2082026552838312066

3位(+1):モンスターストライク

夏イベント「モンスト夏休み2026」&13周年カウントダウン施策により上位を維持。

7月30日より、期間限定の夏イベント「モンスト夏休み2026」を開催。期間中は対象クエストの消費スタミナが減り、スコア報酬に5倍のスペシャルボーナスが付くなど、やり込み要素が強化された。あわせて、記念ガチャが開催され、夏仕様「アンドロイドダイナーα」「風火輪α」「ユグドラシルα」などが登場。

さらに、8月1日からは13周年カウントダウン施策として、最大300個のオーブを獲得できる「願いをのせて!オーブあみだくじ」も開催。ホーム画面からあみだくじの各ゴールにオーブを割り振り、たどり着いた地点のぶんを一度に獲得できる、遊び心のある無料配布企画となっている。

既存キャラの“夏仕様α”を軸に据えた季節イベント周年に向けたカウントダウン施策により、大型イベントの谷間でも堅調に上位を維持。季節施策周年施策を並行する、長期運営タイトルらしい構成と言えそうだ。

8位(+122):#コンパス【戦闘摂理解析システム】

『雀魂 -じゃんたま-』コラボ&水着コスチュームにより大幅ランクアップ。

7月28日より、『雀魂 -じゃんたま-』コラボを開催。新コラボヒーロー「一姫」が登場し、コラボカード6種(UR3種・SR3種)コラボコスチューム5種を実装。コラボ記念の新ステージ「ジャンジャン麻雀の間」も追加された。

あわせて、「水着コスチューム2026」ガチャや、最大100連無料のSRガチャ、第6回「ヒーローデザインコンテスト」も同時展開。コラボ・夏施策・ユーザー参加企画を一気に重ねている。

注目したいのは、ここに至るまでの流れだ。『#コンパス』は6月下旬から7月上旬にかけて、「メイドインアビス」「幼女戦記」「オーバーロード」など5作品の「復刻コラボ祭」を短期集中で展開していた。まず復刻コラボでユーザーの関心を呼び戻して裾野を広げた上で、今回の新規『雀魂』コラボという“メインの商材”を投入する。集客と回収を段階的に設計する運営がうかがえる。

人気IPの新規コラボに、水着コスチュームと無料ガチャを重ねて話題を最大化。復刻で温めた土台を活かし、前週比プラス122という大幅な上昇へとつなげた形だ。

・第6回「ヒーローデザイン」コンテスト
https://x.com/cps_niconico/status/2081302045320261632

12位(NEW):無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜【クロエコ】

アニメ第3期放送中の無職転生』を題材にしたIPタイトルとして、初登場12位にランクイン。

7月27日、人気ライトノベル/アニメ『無職転生』を題材にしたターン制RPG『クロニクル・オブ・エコーズ(クロエコ)』が正式サービスを開始。スマホ・PCのクロスプラットフォームに対応する。

ローンチは夏の時期にあわせ、水着イベント「シルフィエットとの遭難」、水着「シルフィエット」PUガチャからスタート。あわせて、有償72時間限定「★5確定ガチャ」リリース記念パッケージも展開した。

アニメ放送時期にあわせてリリースすることで、ファンへの訴求を最大化したとみられ、8月2日には「放映記念キャンペーン」も開催し、アニメとゲームの相乗効果を狙っている。

新作の初動を、放送中のアニメ“水着”という夏の定番テーマで押し出す構成。原作の盛り上がりと夏商戦のタイミングを的確に捉えた、話題性重視の立ち上げと言えそうだ。

・72時間限定 スタートダッシュ!★5確定ガチャ
https://x.com/mushokutensei_C/status/2081577817603813721

・『クロエコ』コラボカフェ開催
https://x.com/gree_store/status/2080974832091734340

14位(+25):Pokémon TCG Pocket

新拡張パック「天空の支配者」&シリーズ横断キャンペーンによりランクアップ。

7月30日、「メガレックウザex」「メガメタグロスex」など、メガシンカのポケモンを収録した新拡張パック「天空の支配者」が登場。あわせて、デッキをQRコードで共有できる機能などの追加も行われた。

本拡張パックは、「メガレックウザ」を主役にしたシリーズ横断の大型キャンペーン「宙駆けるメガレックウザ」の中核に位置づけられる。同時期には、ポケモンカードの新拡張「ストームエメラルダ」の発売や、TVアニメ「ポケットモンスター」へのメガレックウザ登場、ファミリーマートのグッズ企画など、作品の垣根を越えて施策が展開された。

ポケポケ単体でも、「夏休みキャンペーン」としてパッケージアイテムセールやミッションを実施。プロモーションでは、7月31日に新宿へ巨大な「メガレックウザ」の屋外広告(OOH)を掲出した。

新拡張パックリリースを、ゲーム単体ではなくシリーズ横断のブランドキャンペーンとして束ねる構成。大型OOHで話題を可視化しつつ、夏休み商戦にあわせて注目を最大化する設計と言えそうだ。

・ファミリーマート「ポケモンフレンダ」キャンペーンhttps://x.com/famima_now/status/2085561571020034414

17位(+20):ONE PIECE バウンティラッシュ

7.5周年記念キャンペーンによりランクアップ。

7月30日より、7.5周年記念「超バウンティフェス」を開催し、超レジェンダリーキャラ「五老星 マーカス・マーズ聖」が登場。

あわせて、7.5周年キャンペーンとして無料10連ガチャや「虹のダイヤ」最大200個の配布、ログインボーナス、Webストアログインボーナス、シリアルコード配布を実施。フォロー&リポストキャンペーンも展開した。

注目したいのは、Webストア限定ログインボーナスシリアルコード配布を絡めている点だ。周年の大量配布をきっかけにWebストアへの来訪を促し、自社決済の利用を日常化させる狙いがうかがえる。

過去のWeeklyでも『モンスターストライク』などで見られた「Webストア活用」と同じ発想で、周年の熱量を、課金導線の強化へとつなげる構成と言えそうだ。

・リポスト&いいねキャンペーン
https://x.com/OPBR_official/status/2081715098343928168

18位(+82):ゼンレスゾーンゼロ

最新アップデートVer.3.1&2周年施策&水着コスチュームにより大幅ランクアップ。

7月30日にVer.3.1「ロング・グッドバイ」を配信し、限定PUガチャではS級エージェント「レミエール」「アリア」が登場。あわせて水着イベント「夏を追う波、折しも到来」を開催し、「ルーシー」の水着コスチュームを無料配布する一方、「レミエール」の水着コスチュームを有償で販売。無料配布で話題と参加のきっかけを作りつつ、有償コスチュームで需要を取り込む構成となっている。

2周年キャンペーンでは、初回チャージ2倍のリセットや、課金で集めた記念チケットをS級エージェント・音動機と交換できる「上映御礼」、無料の「セレクトガチャチケット」配布などを展開。周年ならではの課金誘発と還元を組み合わせている。

ゲーム外でも、「明治」コラボやオフラインイベント、ハッシュタグ投稿・声優サイン色紙プレゼントなどを実施し、話題を後押し。

大型アップデートと2周年を重ね、課金施策で売上を、水着や各種タイアップで話題を最大化する、HoYoverse作品らしい総力戦と言えそうだ。

・2周年記念キャンペーン
https://x.com/ZZZ_JP/status/2082390738239938719

・オフラインイベント
https://x.com/ZZZ_JP/status/2079400976973275259
https://x.com/ZZZ_JP/status/2082408143867281456

・「明治」「ZOZOTOWN」コラボキャンペーン
https://x.com/ZZZ_JP/status/2081545101965209962
https://x.com/ZZZ_JP/status/2082078086556942480

20位(+33):LINE:ディズニー ツムツム

「ツムツムファンフェスタ2026」によりランクアップ。

8月1日より、大型イベント「ツムツム・ファンフェスタ2026」を開催。記念PUガチャでは「アウトドアプー&ピグレット」「アウトドアティガー」が登場した。あわせて、参加賞ツム「おしりまんまるプー+」や、最大50枚のスキル・アイテムチケットがもらえる参加型施策、ユーザー協力ミッション「1000億メダル山分けキャンペーン」を実施。

さらに、カンバセーションカードカルーセルを採用したハッシュタグ投稿キャンペーン31日間連続のフォロー&リポストキャンペーンも展開し、記念イベントの話題を月をまたいで持続させている。

本イベントは実質的な“12.5周年”の節目にあたり周年を記念イベント化する発想は、長寿カジュアルタイトルならではの工夫。協力ミッションやSNS参加型施策を組み合わせ、ユーザーを巻き込みながら継続的に話題を生み出す構成と言えそうだ。

・SNSキャンペーン
https://x.com/LINE_tsumtsum_j/status/2083364591120293918
https://x.com/LINE_tsumtsum_j/status/2083387253930553546
https://x.com/LINE_tsumtsum_j/status/2083372147280347379

27位(+66):ブルーアーカイブ

5.5周年キャンペーン&水着イベントにより大幅ランクアップ。

7月29日より、水着イベント「出航!万魔船 マコト議長の華麗なる避暑」を開催。限定水着PUガチャでは、水着「マコト」「サツキ」が登場し、イベント報酬では水着「チアキ」も獲得できる。ガチャルールも刷新され、従来の「呼び出しポイント」に代わる「呼び出しチャージ」「募集回数特典」を導入した。

あわせて、5.5周年キャンペーンとして最大100連無料ガチャやログインボーナス、バトルパス、パッケージ販売を展開。無料ガチャは、5周年が最終日のみ20連だったのに対し、今回は終盤の3日間が20連に増量し、無料で引ける枠がさらに手厚くなっている。

ゲーム外でも、ASMR第10弾キャラクターソング新楽曲の配信、声優サイン色紙プレゼントキャンペーンを実施した。

なお、本命は8月5日に控える5.5周年記念フェス(★3水着「イロハ」「イブキ」)であり、今回の水着ガチャはその前哨戦にあたる。本番を前に段階的に熱量を高める構成で、夏商戦のタイミングでファン向けの接点を多面的に広げており、来週のランキング推移にも注目したい。

・ASMR販売/楽曲配信
https://x.com/Blue_ArchiveJP/status/2081394726406861110
https://x.com/Blue_ArchiveJP/status/2081395958559183301
https://x.com/Blue_ArchiveJP/status/2081396875371135341
https://x.com/Blue_ArchiveJP/status/2081397630232592636
https://x.com/Blue_ArchiveJP/status/2081398133792149788
https://x.com/Blue_ArchiveJP/status/2081398641437143353

・SNSキャンペーン
https://x.com/Blue_ArchiveJP/status/2081650979842510932
https://x.com/Blue_ArchiveJP/status/2081666137302220829
https://x.com/Blue_ArchiveJP/status/2081681099818967512

38位(+38):鳴潮 – 玄方地界へ

Ver.3.5後半&新キャラPUガチャによりランクアップ。

最新アップデートVer.3.5「遺志を紡ぐは剣、夢に響くは歌」後半にあわせて、7月31日より新キャラクターPUガチャ「雨が言祝ぐは蓮の香り」を開催。★5「穂穂(スイスイ)」、★4「白芷(ビャクシ)」「モルトフィー」「灯灯(トウトウ)」が登場し、武器PUガチャ「夕霞の飲露」も実施した。

プロモーションでは、「穂穂」のキャラクターソング「春ぼうけ」を公開し、フォロー&リポストキャンペーンも展開した。

アップデートを前半/後半に分けてキャラクターを順次投入し、楽曲やSNS施策でゲーム外の話題づくりも重ねる構成は、中華系大型タイトルらしい運営と言えるだろう。

・SNSキャンペーン
https://x.com/WW_JP_Official/status/2081937689645851033
https://x.com/WW_JP_Official/status/2081952788632776985
https://x.com/WW_JP_Official/status/2082670018089673138

研究所メモ

「点」で終わらせない──『#コンパス』『ポケポケ』『ブルアカ』に見る、施策を”束ねる”運営

今週、順位を大きく上げた以下の3タイトルに共通していたのは、施策を単発で終わらせず、”束ねて”設計していた点だった。

前週比+122の『#コンパス【戦闘摂理解析システム】(以下、#コンパス)』+25の『Pokémon TCG Pocket(以下、ポケポケ)』、+66の『ブルーアーカイブ(以下、ブルアカ)』がそれにあたり、その”束ね方”の軸は三者三様だった。

「時間」で束ねる ─ 『#コンパス』

『#コンパス』は、時間軸で施策を束ねていた。

6月下旬から7月上旬にかけて「メイドインアビス」「幼女戦記」「オーバーロード」など5作品の復刻コラボ祭を短期集中で展開し、まずユーザーの関心を呼び戻す。

そのうえで、今回の新規『雀魂 -じゃんたま-』コラボという“本命の商材”を投入した。復刻で温めた土台の先に新規で回収する、「集客→回収」を一本の線として設計した形と言えそうだ。

「広く」束ねる ─ 『ポケポケ』

『ポケポケ』は、外へ広く束ねていた。

新拡張パック「天空の支配者」は、ゲーム単体の新弾にとどまらず、メガレックウザを主役にしたシリーズ横断キャンペーン「宙駆けるメガレックウザ」の中核として投入された。同時期には、ポケモンカードの新拡張「ストームエメラルダ」TVアニメへの登場ファミリーマートのグッズ企画新宿の巨大OOHが一斉に展開。

折しもポケモンは30周年で、ANAの特別塗装機「ポケモンジェット」就航などブランド全体が盛り上がるタイミングでもあった。一つのモチーフを複数のメディアへ横展開し、“広く浅く”接点を増やす設計である。

「深く」束ねる ─ 『ブルアカ』

対照的に『ブルアカ』は、内へ深く束ねていた。

5.5周年にあわせ、水着イベント無料ガチャといったゲーム内施策に加えて、ASMR第10弾キャラクターソング・新楽曲の配信、声優サイン色紙プレゼントなど、キャラクターを中心とした“濃い”ファンコンテンツを一斉に投入。

さらに今回の水着ガチャを前哨戦とし、翌週8月5日の周年フェス本番へ段階的に熱を高めていく。同じファンに、より深く没入してもらう設計と言えそうだ。

点ではなく、時間・広さ・深さで

『#コンパス』時間(復刻→新規)で、『ポケポケ』広さ(メディア横断)で、『ブルアカ』深さ(キャラ体験)で、それぞれ施策を束ねていた。

とりわけ『ポケポケ』“広く浅く”『ブルアカ』“狭く深く”は、同じ「束ねる」でも正反対のアプローチである。どちらが優れているという話ではなく、狙う相手(新規・復帰のカジュアル層か、既存のコア層か)によって、束ね方を選び分けている点が興味深い。

大型ガチャや周年イベントを“点”で打つだけでは、話題は一過性で終わりやすい。「時間・広さ・深さ」いずれかの軸で施策を束ね、より大きな流れの中に位置づけることが重要だ。順位を大きく上げた今週の3タイトルは、その有効性を示している。

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