2026年10月第5週(10月27日〜11月2日)のApp Storeセールスランキングを振り返る。
今週は、10/29に配信を開始した新作『モンスターハンターアウトランダーズ(モンハンアウトランダーズ)』が首位を獲得。日別では『パズル&ドラゴンズ(パズドラ)』、『プロ野球スピリッツA(プロスピA)』、『#コンパス【戦闘摂理解析システム】(コンパス)』、『eFootball™(イーフト)』、『モンハンアウトランダーズ』の5タイトルが首位を分け合う混戦となった。
Dailyで追った観測とともに、1週間の動きを振り返る。
今週のランキングTOP100
※データ元:App Store セールスランキング
※集計期間:2026年10月27日(火)〜11月2日(月)
※前日売上を反映しており実質、10月26日(月)〜11月1日(日)
※「最高順位」は期間中の日別順位で最も高かった順位
| 順位 | 先週比 | タイトル | 最高順位 |
|---|---|---|---|
| 1 | NEW | 1位 | |
| 2 | -1 | 1位 | |
| 3 | +5 | 1位 | |
| 4 | +15 | 1位 | |
| 5 | -2 | 4位 | |
| 6 | -4 | 6位 | |
| 7 | +16 | 2位 | |
| 8 | +54 | 2位 | |
| 9 | +94 | 1位 | |
| 10 | NEW | 6位 | |
| 11 | -2 | 8位 | |
| 12 | -8 | 9位 | |
| 13 | -6 | 3位 | |
| 14 | -8 | 5位 | |
| 15 | -3 | 9位 | |
| 16 | -3 | 11位 | |
| 17 | +1 | 10位 | |
| 18 | -2 | 11位 | |
| 19 | +41 | 4位 | |
| 20 | -10 | 13位 | |
| 21 | -6 | 5位 | |
| 22 | ±0 | 3位 | |
| 23 | -6 | 14位 | |
| 24 | -19 | 17位 | |
| 25 | +58 | 5位 | |
| 26 | +17 | 11位 | |
| 27 | -6 | 16位 | |
| 28 | +7 | 5位 | |
| 29 | NEW | 22位 | |
| 30 | -10 | 12位 | |
| 31 | +58 | 8位 | |
| 32 | +110 | 3位 | |
| 33 | -8 | 26位 | |
| 34 | -8 | 26位 | |
| 35 | -7 | 32位 | |
| 36 | -7 | 31位 | |
| 37 | +1 | 32位 | |
| 38 | +8 | 23位 | |
| 39 | +25 | 19位 | |
| 40 | +14 | 12位 | |
| 41 | -14 | 33位 | |
| 42 | -9 | 33位 | |
| 43 | +18 | 15位 | |
| 44 | -5 | 31位 | |
| 45 | -8 | 38位 | |
| 46 | -12 | 37位 | |
| 47 | -23 | 13位 | |
| 48 | -34 | 29位 | |
| 49 | +10 | 29位 | |
| 50 | -10 | 41位 |
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| 順位 | 先週比 | タイトル | 最高順位 |
|---|---|---|---|
| 51 | ±0 | 22位 | |
| 52 | -3 | 47位 | |
| 53 | 圏外 | 8位 | |
| 54 | +19 | 15位 | |
| 55 | -44 | 20位 | |
| 56 | 圏外 | 14位 | |
| 57 | -9 | 38位 | |
| 58 | -17 | 40位 | |
| 59 | -23 | 22位 | |
| 60 | -29 | 42位 | |
| 61 | -16 | 51位 | |
| 62 | +5 | 38位 | |
| 63 | -7 | 58位 | |
| 64 | -22 | 12位 | |
| 65 | +35 | 33位 | |
| 66 | +31 | 34位 | |
| 67 | +15 | 42位 | |
| 68 | +18 | 49位 | |
| 69 | -11 | 62位 | |
| 70 | -4 | 25位 | |
| 71 | -3 | 25位 | |
| 72 | -17 | 54位 | |
| 73 | -16 | 54位 | |
| 74 | +41 | 45位 | |
| 75 | 圏外 | 40位 | |
| 76 | +33 | 40位 | |
| 77 | -27 | 50位 | |
| 78 | -48 | 57位 | |
| 79 | -3 | 48位 | |
| 80 | +22 | 32位 | |
| 81 | -37 | 55位 | |
| 82 | -13 | 53位 | |
| 83 | +11 | 37位 | |
| 84 | -52 | 52位 | |
| 85 | -4 | 31位 | |
| 86 | -23 | 61位 | |
| 87 | +20 | 58位 | |
| 88 | -16 | 39位 | |
| 89 | -36 | 70位 | |
| 90 | -10 | 62位 | |
| 91 | +38 | 44位 | |
| 92 | 圏外 | 29位 | |
| 93 | 圏外 | 51位 | |
| 94 | -19 | 66位 | |
| 95 | -48 | 56位 | |
| 96 | -8 | 57位 | |
| 97 | +42 | 38位 | |
| 98 | 圏外 | 75位 | |
| 99 | 圏外 | 46位 | |
| 100 | -4 | 58位 |
今週のセルランまとめ
今週は新作『モンハンアウトランダーズ』が週平均の首位で初登場し、日別では5タイトルが首位に立った。まずは数値で振り返る。
※上のグラフは「日別順位」の推移です。本記事の概況の数値や「今週のランキングTOP100」は週間(前週比・週平均)で集計しており、数値が異なる場合があります。『モンスターハンターアウトランダーズ』は10/29配信のため、それ以前の日は最下段の「圏外」に白抜きの点で示しています。
データ:当研究所調べ/App Store セールスランキング
週平均の首位は『モンハンアウトランダーズ』(1位/NEW)。以下、2位『イーフト』(-1)、3位『プロスピA』(+5)、4位『パズドラ』(+15)と続いた。
日別で見ると、10/27は『パズドラ』が10/26開始の『薬屋のひとりごと』初コラボで、10/28は『プロスピA』が11周年記念ガチャで首位に。10/29は『コンパス』が同日0時に始まった復刻『ポプテピピック』コラボで首位に立った。10/30〜11/1は『イーフト』がBOXガチャ「World Player of the Year 2026」で3日連続の首位、11/2は『モンハンアウトランダーズ』が配信4日目で初の首位となった。※日別順位は前日の売上を反映するため、施策の開始日と1日ずれる。
大幅上昇では『Shadowverse: Worlds Beyond(シャドバWB)』(32位/+110)が第10弾カードパック「ニーゲルヘリア神殺事件」、『コンパス』(9位/+94)が復刻『ポプテピピック』コラボ、『ウマ娘 プリティーダービー(ウマ娘)』(8位/+54)が新育成シナリオ「朋、史解き ‐午式駿大祭‐」、『勝利の女神:NIKKE(NIKKE)』(19位/+41)が4周年記念イベント「MARIA-n」で順位を上げた。新作では『BLEACH Mirrors High』も29位に初登場している。
詳しい順位の動きは前述「TOP100ランキング」、後述「Dailyセルランログ」を参照してほしい。
今週の研究所メモ
このコーナーでは、毎日Xで投稿しているコラム「研究所メモ」から、今週、特に読み返す価値のあったものを選んで掲載しています。今週は4つのトピックを選び、改めて掘り下げました。
「どう終わらせるか」まで設計する ─ 『ポケモンユナイト』のサ終と”残し方”(10/28)
『Pokémon UNITE(ポケモンユナイト)』は10/27、2027年3月23日でのサービス終了を発表した。終了に向けて、11/12のアップデートでバトル記録や獲得したホロウェアなどを確認できる「ライブラリ機能」を実装する予定で、未使用の有償ジェムの払い戻しも案内されている。3月に東京で開催される世界大会が、最後の大会になる。
実は、サービス終了後の対応にはさまざまな形がある。
- 記録を残す:『ポケモンユナイト』は、獲得アイテムや大会記録などを閲覧できる形で残す
- ゲームを残す:『歌マクロス』は買い切り版としての復活を予定。『ロックマンX DiVE』『ポケ森』もオフライン・買い切り版を提供している
- 用途を変えて残す:『つなキャン△』は作業支援アプリ『ちるキャン△』へ転換した
注目したいのは、サービス終了後も何らかの形でゲームの価値を残そうとしていることだ。これは単なるユーザーへの配慮だけではない。IPの価値を守る、企業ブランドを維持する、次のタイトルへの信頼をつなぐ、既存資産を新たな収益につなげるといった経営上の意味もある。長く運営し、多くのユーザーを抱えたタイトルほど、終わり方の重みは増す。
かつては、不採算タイトルを終了して損失を抑えることが中心だった。しかし今後は、「どう運営するか」だけでなく、「どう終わらせるか」まで事業計画に組み込む必要がある。作る・運営する・終わらせる、そのすべてにコストとリスクがかかる。
こうした事業環境の変化も、新規タイトルのリリースが減っている背景の一つなのかもしれない。
小さく始めて、大きく育てる ─ 「ドリコム」決算と『ウィズダフネ』(10/30)
『Wizardry Variants Daphne(ウィズダフネ)』を展開するドリコムが10/29に発表した中間決算では、売上高はほぼ横ばいながら営業損益が黒字に転換し、通期の利益予想も上方修正した。決済手数料率の低下や広告宣伝費の効率化、不採算タイトルの赤字縮小などが寄与している。
注目したいのが、「小さな挑戦を重ね、成果を確かめながら大きく育てる」という事業の進め方だ。
『ウィズダフネ』は発売延期や追加テストを経て2024年10月にリリース。初動は好調だったものの不具合が相次ぎ、改修や運営体制の改善を重ねてきた。その後は周年施策やコミカライズ、グッズ、他社IPとのコラボへと展開を広げ、2周年施策の売上は10/1〜10/28の累計で15億円と、前年同期を上回った。
そのうえで今回、「Wizardry」ブランド全体の成長に向けて、今後5年間で100億円規模の広告費などを投じる方針を示している。一方で決算では、コラボによるアクティブユーザーの増加を評価しつつ、新規獲得の効率やARPUの課題も明示した。成果だけでなく課題も見極めたうえで、次の投資につなげようとしている。
たとえば「ドラクエやFFを超えるゲームを作りたい」という大きな夢を持つことは悪くない。ただ、最初から大規模な開発を目指せば、完成前に行き詰まるリスクも高まる。
大きな夢を持つことと、最初から大きく始めることは違う。
ロマンを追うからこそ、目の前の成果と課題に向き合う。
ゲームを事業として育てるうえで、参考になる決算資料だった。
音楽を入口に、新キャラを”先に知ってもらう” ─ 『モンスト』×「HoneyWorks」の「カグヤ」(10/31)
『モンスターストライク(モンスト)』は、新限定キャラ「カグヤ」が登場するイベントで、音楽ユニットHoneyWorksとの「連携プロモーション」を開催。
ゲーム内に登場する約4週間前から、『モンスト』との関係を伏せたまま、MVに新キャラクターを登場させている。流れを整理すると次のとおりだ。
- 10/02:HoneyWorks『コミュ障姫』のMVに、正体不明の少女が登場
- 10/29:モンストニュースで、少女が新限定キャラ「カグヤ」だと判明。全2話のボイスドラマも順次公開
- 10/29 19時:Webショップで「超・獣神祭」スペシャル版を先行販売。カグヤを編成すると最終バトルのBGMが『コミュ障姫』に変わる演出も開始
- 10/30 12時:「超・獣神祭」にカグヤが登場
注目したいのは、ゲーム外の音楽ファンとの接点を先に作り、『モンスト』への関心につなげる導線だ。ゲーム内で新キャラを発表する前に音楽コンテンツでキャラクターを見せ、その後の正体公開やボイスドラマで物語を補強し、ガチャ販売へとつないでいる。『モンスト』は10/31のDailyで4位(+20)まで順位を上げた。
この取り組みが成果につながり、同様の施策が続けば、今度はファンがゲーム外でキャラクターを「探す」動きも生まれるかもしれない。例えば、音楽コンテンツで新キャラの存在をほのめかし、元旦の「超・獣神祭」で正体を明かす、といった展開も考えられる。
音楽を入口に、「知ってもらう」から「探してもらう」へ。
単発のアーティストコラボにとどまらず、継続的なプロモーションへ発展するのか注目したい。
「何を」だけでなく「いつ」実装するか ─ 『GジェネET』『ツムツム』に見る連動の温度差(11/1)
『SDガンダム ジージェネレーション エターナル(GジェネET)』は、漫画『機動戦士ガンダムエイト』とのコラボ記念パネルミッションを10/31から開催した。作中に登場するSSR「ガンダムジリウス」を全員に配布し、ミッションを進めると最大まで限界突破できる。
漫画の第3巻は10/23発売、10/26発売の『ガンダムエース』12月号でも表紙・巻頭特集を展開し、『GジェネET』への参戦も紹介された。
「漫画の発売 → 雑誌の特集 → ゲーム内実装」
と短い期間に接点を重ね、作品側の盛り上がりをそのままゲームへつないでいる。
一方『LINE:ディズニー ツムツム(ツムツム)』は、11/1から『ディズニー・ロルカナ・TCG』をテーマにした新ツム「ロルカナ ウッディ〈変身〉」「ロルカナ クルエラ」を実装した。こちらは『トイ・ストーリー』が初めて収録された5/8発売のセットと関連づけた施策で、記念キャンペーンでも同セットのBOXなどをプレゼントしている。
連動そのものは成立している。ただ、『ディズニー・ロルカナ・TCG』では10/16に最新パック「ハイペリアシティ」が発売されたばかりだった。最新弾の発売にあわせて
「TCG発売 → 告知 → ゲーム内実装」
までつなげられれば、TCG側の話題をゲームへ取り込む機会をさらに広げられたのではないか。
もちろん、収録キャラクターや開発期間、権利元との調整など、さまざまな制約はある。それでも、ゲーム外との連動施策が増えるほど、運営には漫画・TCG・アニメ・グッズなどIP全体の「旬」を捉えた施策設計が求められる。
同じ「ゲーム外コンテンツのゲーム内実装」でも、何を実装するかだけでなく「いつ実装するか」で連動の強さは変わることがわかる事例となった。
Dailyセルランログ(10/27〜11/2)
※この日のDailyセルランはお休みです